対人恐怖症 どもり恐怖を克服するには

対人恐怖症 どもり恐怖を克服するには

対人恐怖症の中の吃音恐怖は、一般的にどもり恐怖症とも呼ばれていますが、電話に応対時にまず最初のことばが出にくいという事や、ヒトとの会話の途中でどもってしまう形で現れる事が多いものです。

 

ただ、このどもり恐怖症は、純粋な吃音とは全くもって違うものなのなんです。ヒトと話している時にことばが出なくなってしまうのではないか、どもってしまうのではないかと、この予期的な不安が強くなっている症状だと言っていいかと思います。

 

 

思惑や人の目を気にするという点で、この吃音恐怖も対人恐怖症の症状の一つに入ると言えます。

 

対人恐怖症の中にある表情恐怖は、自分自身の視線、容姿、表情などが人に見られているのではないかとの不安や緊張を中心とした神経症なんです。何かのきっかけで偶然に、強く他者の目を意識した時に始まります。着ていた服を非難されてから、街を歩いているときや電車の中に居る時に、自分自身の服を周りの人が笑っているのではないかと思うようになるという事もあります。

 

 

けれどもさまざまな心の病気があるなかで、対人恐怖症は最も治療しやすいようです。

 

治療法の一つに、イメージ療法があります。まず、どのようなシーンのときに苦痛になるのかを思い出します。

 

苦痛になったシーンを一つ一つ頭の中にイメージし、その状況に慣れていく事を目的とします。

 

イメージが出来たら続いて課題を与え、イメージ上の中の会話で、上手に対処できるようにしていくものです。

 

 

相手の視線を避けないようにして、必ず相手からの問いかけには相づちをうつ、などといった事なんです。ここまで出来たら実際のシーンで話してみます。